2009年2月8日日曜日

フロントフォーク オイルシール交換

7年ほど前まで、TLM80で使っていたTLM220のフロントフォークです。これをTLR200に移植します。
が、7年ほど放置している間にオイルが漏れ出してました。




画像では分かり辛いのですが、オイルシールとダストシールの間にオイルが溜まっています。
シール交換は分解しないと出来ませんので、フォークオイルを上から排出しアウターの下のボルトを外します。
バイクに付けたまま、又は万力に固定した状態で緩めると失敗はしないのですが、今回は外した状態でしたので手で押さえることしか出来なくて、ボルトを舐めてしまいました。
ボルトも少し特殊?で、頭が小さくて穴が浅いので舐めやすいんですが、ちゃんと固定した状態で新品に近い工具を使用すれば問題有りません。
舐めたものは仕方が無いので、平タガネで緩む方向に数回叩いて外したのでした。




上が外したボルトで、下が代わりに使用するステンレスのボルトです。(適当な長さがこれしか無かったので)




オイルシールは、専用の工具やマイナスドライバーでコジッて外す事が多いのですが、TLM200/220は、インナーパイプをコンコンと強く引っ張るとスポンと抜けます。




洗浄します。画像右下、トップボルト横のワッシャーは、バネレートを上げる為に入れている物です。5㎜厚のアルミ板を切り抜いて作って有ります。
納得出来るくらい綺麗にしたら、インナーパイプにシートパイプを入れ、ロックピースを取り付けてアウターの下から件のボルトで取り付けます。




で、オイルシールを上から入れるのですが、この時にオイルシールのリップに傷を付け、新品に交換したのに直にオイルが漏れ出したーっ!と言う事が有ります。
ホンダの場合は、入れやすいようにパイプの上を斜めに加工して有るのですが、加工していない外車は特に失敗しやすいようです。
そんな愚かな失敗をしないように、サランラップを巻いてからオイルシールを入れましょう。滑りが良いようにシリコングリースを全体に塗布してます。




フォークシールは、オイルシールプッシャーと言う専用工具で打ち込むんですが、そんなオシャレな工具は持っていませんので、外した古いシールを上に乗せ、プラスチックハンマーで少しずつ叩き入れます。




入りました。古いシールをほじくり出して、ストッパーリングをはめ込めばシール交換終了です。




残り物のフォークオイルです。5番は900cc位、15番は100cc位残っているようです。
指定はウルトラクッションオイルの10番なんですが、この残り物オイルをそのままブレンドして入れます。適当ですんません。




完成!
オイルの粘度は適当なのに、油面は正確に設定しました。
すんません。情緒不安定でノイローゼ気味なんです。
適当なパイプを用意し、TLM220の油面である95mmの位置に目印のテープを貼り、そこをインナーパイプのトップに合わせて注射器で吸い出せば、ぴったり油面が出ると言う優れ物です。
恒久的なものを作って置けば良いんですが、何時もストロー等で代用品を作ってる気がします。




左側も有るんですが、漏れているのかいないのか微妙なのでそのままです。使ってみて大丈夫で有ればオイル交換をしましょう。

一応フロントフォークは目途が立ったのですが、問題は肝心かなめのブレーキ関係。はたしてこのままで使えるのでしょうか?はたまた分解整備が必要なのでしょうか?
んんー。7年間放置した後始末は大変だ・・・


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